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パタンナー

仕事にも慣れてきて

果たすべき役割も増える

頼りにしていた先輩が退職してからは気の抜けない状態が続いていました。しかし数ヶ月後、別の先輩(数年前育児退職)がパートで復帰してくれたので、どうにかわたしの気持ちに余裕が生まれました。パートの先輩は、ベテランなので学ぶことも多かったものの、いかんせん、幼いお子さんを抱えていらしたので早退したり急に休まれることも多かったのです。そのたび、わたしは代わりに処理しなければならない仕事が発生しました。デザインはだんだん複雑になってきていて、パタンナーも増員せざるを得ず、新人が2人入社してきました。わたしは、この後輩たちの面倒もみる立場になりました。いまになって思えば厳しい時期でしたが、苦痛ではありませんでした。仕事はなんておもしろいんだろう、そう思える充実した毎日でした。

やはり、石の上にも3年というのは真実だと思います。最初の縫製会社では、3年の我慢ができなくて辞めましたが(←後悔なし)、パタンナーとしての我慢は、我慢の質が違ったのです。自分の能力への挑戦という目的が明確だからでしょうか。もし本望であるパタンナーさえも3年たたずに辞めたくなったりしたら、わたしはいったい何を求めていたというのでしょう? おかげさまで、自分が打ち込める仕事とめぐり会えた、これは人生の醍醐味を得たも同じ、幸運でした。

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