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パタンナー不満
ちょっと生意気だったかも?
わたしはミシンで縫うことに抵抗はなかったはずが、自分の実力のなさを情けなく感じるようになり、五月病になりました。そのころ、わたしの担当はスカート裏地の裾を完全三巻きで縫うことで、この作業は、脇ぬいで伸びた部分をハサミでカットした後に行う工程です。脇ぬいを担当した同僚は、自分が縫いやすいからでしょう、やたらと生地を引っぱって縫っていました。そのおかげで、後の工程であるわたしが、どれほど苦労したことか、彼女は知るよしもなく。縫いづらいのです、地の目がひどく乱れた裏地を三巻きにするのは…。
とにかく、流れ作業というものは、自分本位ではなく、後の工程を考慮して進めないと、全体がスムーズに流れません。そういう問題点について、わたしは何度も専務(統括責任者)に訴えたけれども、聞き入れてもらえませんでした。専務は、なによりも納期遅れだけは避けたくて、つまり質より量を優先する人でした。でも、たとえ納期に間に合っても、ぎくしゃくして垢抜けない仕上がりの服は、即刻メーカーから返品されるハメになります。その結果、みんながまた残業し、手直しして再納品。こんな悪循環では、いつになっても良い服を作れるはずがありません。わたしは入社して半年で、この縫製会社に(とどのつまりは専務に)呆れてしまっていました。
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